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ローカル検索コンテンツは有益か?作成前に判断する4つの手順

SEO
長野 佳浩(元親) 長野 佳浩(元親)
2018.11.19

検索エンジンで何かを調べる際、端末の位置情報から地元の情報を優先的に表示する「ローカル検索結果」が自動的に出ることがあります。たとえば、「水道修理」と検索してみると、近所の修理業者の地図やサイトが上位に表示されるシステムです。

 

こうしたローカル検索結果は、通常とは異なる順位付けになるため、店舗を構えて営業しているローカル企業にとっては大変重要になります。また同時に、コンテンツマーケティングの最先端では、ローカルビジネス以外のサイトにとっても利益の高い狙い目として、ローカル検索が注目されはじめているようです。

 

ローカル検索で順位評価を上げるには、ローカルキーワードを押さえたローカル検索向けのコンテンツの発表が有効ですが、はたしてどの企業も取り組む価値はあるのでしょうか?

 

今回は、シアトルに拠点をおくデジタルマーケティングソフトウェア販売会社の人気SEOブログより、自社のサイトにローカル検索向けのコンテンツを加える価値があるか、事前に判断するための4つの手順をご紹介します。

手順1. ローカル検索に適したキーワードを確認する

ローカル向けコンテンツの作成を検討する時点で、既にWEBサイトはある程度完成している企業が多いのではないでしょうか。間違いなくサイトの主要キーワードも決定済みでしょう。

 

ローカル検索向けのコンテンツをサイトに加える際は、多くのキーワードを新たに追加することは極力避けます。サイトが無駄に肥大化し、手がかかるばかりで効果が見込めないという事態に陥る可能性があるためです。

 

そこで、キーワード選択時は、サイトの主要キーワードの中から1つか2つほど、ローカル検索に相応しいものに絞るのがおすすめです。

 

分かりやすいよう、ここからはSEOの求人情報サイトを例にとって説明していきます。

手順2. キーワードの検索ボリュームを確認する

ローカル検索向けのキーワードを絞ったら、次にそれを3つのカテゴリーに分けてそれぞれの検索ボリュームを確認します。

カテゴリー1. 潜在的なローカル検索キーワード

これは、検索エンジンが自動的にローカル検索結果を表示する場合のあるキーワードの中でも、直接的なローカルワードを含んでいないものを指します。たとえばSEOの求人情報サイトの場合、「SEO 求人」「SEO 正社員」などのクエリがこれに当たるでしょう。

 

検索エンジンは、この検索クエリからでも「検索者は端末の所在地から通える範囲で仕事を探している」と判断することができ、近場の求人情報を扱うサイトやSEO会社をローカル検索結果に表示する場合があります。

 

近年では、こうした自動的にローカル検索結果が優先的に表示される可能性のあるキーワードがとても多くなりました。

カテゴリー2. 具体的なローカル検索キーワード

これは、具体的な地域情報を含む検索クエリで、「名古屋 SEO 求人」「SEO 中途採用 千代田区」などになります。こうした検索クエリでは基本的にローカル検索結果が表示されますが、ここでは対象地域を絞ってキーワードを設定するのが得策です。

 

地域、都道府県、市町村など、すべてのキーワードを網羅しようとせず、目的に最も適した地域キーワードに絞りましょう。

カテゴリー3. 抽象的なローカル検索キーワード

最後に、抽象的なローカルキーワードを含むクエリを確認します。たとえば「SEO 求人 近所」などがこのカテゴリーに入るでしょう。業種によってボリュームに大きな差が出るのがこのカテゴリーです。

 

求人では抽象的なローカルワードの検索ボリュームは低くなりますが、飲食店や修理工などではとても重要なカテゴリーになります。

手順3. 各カテゴリーの検索結果を確認する

カテゴリーごとのキーワードが揃ったら、次は実際にその検索クエリで出てくる検索結果ページを確認していきます。自分の進出したい分野において、どのキーワードの組み合わせがローカル検索結果に有利か判断するためです。

 

ここでの情報収集は、緻密に行う必要はありません。しかし、どのように進めるべきか迷った場合は、「1ページ目」や「上位5サイト」など、範囲を設定してそれに相当するページのURL、ドメイン、記事タイトルを見比べてもいいでしょう。

 

この手順での目的は、検索ランキングに出ているページを以下の3種類に分け、そのおおよその比率を把握することです。

タイプA. ローカルビジネスコンテンツ

地元でローカルビジネスを展開する企業のコンテンツです。多くの場合、「URLにもドメインにも地域を限定するキーワードが含まれている」ため、比較的に素早く見分ける基準にできます。また、今回取り上げたSEO求人情報サイトの例においては、「URLに地域キーワードが含まれず、タイトルには含まれている」という場合もこちらのカテゴリーに振り分けられているようです。

タイプB. ローカル検索向けコンテンツ

これは、ローカルビジネス以外を展開する企業が、ローカル検索向けに作ったコンテンツです。おおまかに振り分けるために、「URLには地域キーワードが含まれているものの、ドメインには含まれていない」という点を判断基準としても構いません。

タイプC. 一般コンテンツ

地元企業でもローカル検索向けでもない、全国向けの一般的なコンテンツはこれに当たります。「URLにも記事タイトルにも具体的な地域を限定するキーワードが含まれていない」場合は一般コンテンツ、と手早く判断してもいいでしょう。

手順4. データを照らし合わせて価値を判断する

ここまでできたら、手順23で得たデータを照らし合わせて、どこに力を入れるべきか、またそうすることに価値があるかを判断します。今回はローカル検索向けコンテンツを作成するかどうかを決めるための手順ですので、「タイプBの割合が最も高いのはカテゴリー123のいずれであるか」が重要です。

 

たとえば、カテゴリー2の「具体的なローカル検索キーワード」のクエリで出た検索結果ページにローカル検索向けコンテンツ(タイプB)が最も多く含まれていた場合は、それが一番有望なキーワードクエリであると判断できます。

 

その検索ボリュームとクリック率(CTR)を見て、ページを作成する価値があるかどうか、どの程度力を入れるべきか、検討してみてください。

まとめ

検索エンジンのアルゴリズムは日々進化しており、コンテンツマーケティングにおいてもローカル検索対策は無視できない要素となっています。

 

自社がローカルビジネスかどうかに関わらず、ローカル検索向けコンテンツの作成がWEBサイトにとって有益となりそうか、一度調べてみても損はなさそうです。

 

 

 

 

 

 

参考サイト:

 

長野 佳浩(元親)
長野 佳浩(元親)

1983年、大阪府出身。和歌山大学経済学部卒業。

新卒で人材業界に飛び込み30歳からWeb業界に転職。現在では、宴会部長、チャンバラ合戦MC、Web・コンテンツディレクターとして、アナログからオンラインまで対応しています。

好きな言葉は、人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり
By武田信玄

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