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自然にリンクが集まってくる5タイプのコンテンツ

自然にリンクが集まってくる5タイプのコンテンツ
米田真介

米田真介

SEO対策の中で、最も難しいと言っても過言ではない「リンクビルディング」。外部からのリンクを集めているページは検索エンジンからの評価が高くなることから、リンクビルディングに力を入れているSEO担当者も多いことでしょう。しかし、他のサイトや個人からリンクを張ってもらうことは容易ではありません。

 

そこで今回は、英国に本社を置く老舗のグローバルメディア企業「UBM」が運営するコンテンツマーケティングブログより、閲覧者からのリンクを集めるのに有利なコンテンツをご紹介します。SEO専門家628人に対するアンケート調査で明らかとなった、リンクビルディングに実績のある5つのタイプのコンテンツは、以下の通りです。

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1. インフォグラフィック

インフォグラフィック

 

インフォグラフィックは、調査・研究結果などをはじめとした、事実に基づくデータを視覚化した画像コンテンツです。統計データを1つひとつ見やすい図やグラフで表したもの、地図や技術といった情報を解説するイラストなどがそれにあたります。

 

インフォグラフィックを作成する際は、ターゲット読者と密接に関連するトピックを選び、できる限り具体的な内容となるように心掛けましょう。データを収集する場合は、実際に研究を行った大学のページなど、できるだけ情報の発信元から引用します。

 

また、充実した内容と共に、デザインも重要です。読みやすく視覚的に内容を捉えられる大きめの文字。視覚フローと論理性を追求したワイヤーフレーム。独自のデザインにこだわって、完成度の高いインフォグラフィックを作成してください。

 

人気サイトで発表するコンテンツであれば、主力のSNSで広告するだけでもリンク獲得が期待できます。発表メディアにまだ力がない場合は、その分野のインフルエンサーにインフォグラフィックを引用してもらえるよう積極的に働きかけましょう。

2. ホワイトペーパー

ホワイトペーパー(白書)は、読者の抱える問題とその解決策を提示するコンテンツです。原則として、自社の製品やサービスが解決策に関連する問題を取り上げ、マーケティングにつなげます。日本人向けの場合は、製品名や社名などの露出をターゲットに合せて加減し、広告色が強くならないよう注意が必要です。

 

まずは、ターゲット読者のクレームや質問などから、需要と緊急性の高い問題を見出しましょう。解決策については、ビジネスを意識しすぎず、具体事例や調査結果など、あくまで読者にとって有益な情報を充実させることに力を入れます。論理的かつ客観的に情報を提示し、読者の抱える潜在的な不安や疑問の解消に努めることが大切です。

 

読者の理解を深め説得力を高めるためには、グラフや図などの視覚情報も有効になります。ホワイトペーパーは1ページに多くの情報が詰まったコンテンツであり、作成には多大な時間を要することもありますが、隅々にいたるまで完璧と言えるよう、とことんブラッシュアップを重ねましょう。

3. データ・研究

業界にインパクトを与える新しいリサーチ結果は、リンクビルディングにとって強力なコンテンツです。ただし、作成に手間暇がかかるため、70%の専門家が最も有効と考えているにも関わらず、データ・研究コンテンツを実際に作成している専門家は54%に留まっています。

 

コンテンツ作成の労力を無駄にしないためにも、研究を始める前には必ず質問を投げかけ、ターゲット層が最も知りたいと思っている事柄を調査しましょう。アイデアが固まったら、自社のカスタマーサービスを利用し、消費者がそのリサーチにどれだけ関心を持っているか調べることも重要です。

 

事前にレポートをいくつか発表するなど、信頼性の確立にも努めましょう。また、誤差が少なく質の高いデータを得るために、アンケート回答者をはじめとした調査対象数は可能な限り多くします。どういった形のデータを取り、どのような意図のコンテンツを発表するか、綿密な計画に沿って研究を進めてください。

4. ウェビナー

ウェビナーは、「WEB」と「セミナー」を合わせた造語で、インターネット上で行われるオンラインセミナーを差します。

 

ほかの有効なコンテンツと比較した場合、ウェビナーはリンクビルディングにおいてそれほど効率的ではないかもしれません。ただし、業界のインフルエンサーを登場させるなど、やり方によっては信頼性の向上やリンク獲得に貢献してくれます。

 

ウェビナーをリンクビルディングに役立てる方法の1つは、視聴者が積極的に参加できるようにすることです。リンクの埋め込みやチャット機能は、とりわけ製品デモのウェビナーに有効とされています。さらに、ウェビナーの最後で行動喚起を促したり、視聴者アンケートでウェビナーの効果を推し量ったりすることも対策として推奨されています。

 

なにより、コンテンツの発表に際しては、作成時点からSNSやメーリングリストなどを利用して徹底的にプロモーションをかけ、発表場所をしっかりと吟味しましょう。

5. 動画

動画

 

動画もまた、リンクビルディングに貢献してくれるコンテンツの1つです。ただし、近年のインターネット上では動画コンテンツが氾濫しています。その中で注目され、リンクを張るに値するほどの高評価を得なくてはいけません。そのためには、やはり需要を熟知し、労力と時間および予算を割いて質の高いコンテンツを作成する必要があります。

 

まずは「役立つ情報を配信する」ということを念頭に置き、ここでもターゲット層の抱える問題を質問サイトなどで調査した上で、それを解決する内容の動画を企画していきましょう。動画の画面上には必ず社名やブランドロゴを入れ、認知向上を図ります。

 

今日では動画のプラットフォームといえばYouTubeですが、カードやエンドスクリーンの設定など、利用できる機能を熟知して必ず視聴者が動画を共有しやすい環境を整えてください。完成した動画については、メインとしているコミュニティー以外のSNSでもプロモーションをかけるなど、定期的に売り込んでいくことも大切です。

まとめ

コンテンツでリンクビルディングに差をつけるには、ターゲットの知りたいことを注意深く調査し、内容の充実した役立つ情報を魅力的な形で作成する必要があるようです。通常のブログ記事と比べ、企画から発表に至るまでには多くの時間と経費がかかりますが、リンクビルディングに力を入れたい企業は、リンク獲得を狙えるコンテンツ作りに一度は取り組んでみるべきかもしれません。

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